3.買ってみましょう
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銘柄の選択(割安株を見つける)

 決算書で経営状態は確認したわけですが、以上のデータを基にして、そこから更に「今」買いな銘柄を探していきます。
 それは、
     割安な銘柄
を見つけることです。
 経営状態も、売り上げも最高にいい企業に投資するにしても、もし投資する時点で株価が「割高」であれば、そこから株価が下落する可能性があります。つまり、
 
   経営状態が良く、利益を出している企業に投資すれば、株で利益を出せる

ではなく、

   経営状態が良く、利益を出していて、更に割安に評価されている企業に投資すれば、利益を出せる

と考えます。

 これはまめっちの独自理論でも何でもなく、株の世界ではとても大事なことです。超メジャー金融サービス会社「モルガン・スタンレー」の「投資哲学」に目を通していただければ納得と思われるでしょう。

             モルガン・スタンレーのホームページ
 
 ■ PER(株価収益率)を見る

 PERとは、

   株価÷EPS(1株あたりの利益)

から算出される数値で、

   PERが高いと、企業の業績以上に期待された株価

とみなすことができます。

   PER=企業への期待度の高さ

といえるかもしれません。
 ちょっと話がそれますが、まめっちは株を始めてからプロ野球選手の年俸をPERのように見るようになってしまいました。例えば、

   ○×選手の年俸、やけに高いな、今年ほんとにいい仕事するのかな
   □◇投手、MVP取ったのに年棒面でいまいち評価されてないな

といった具合です。
 
 PERを見るときは、同業種、同種で比較してみましょう。どういうことかといいいますと、さっきの野球の話に戻りますが、

   野球とその他のスポーツの世界ではPERの土台が違う
   野球のGチームとCチームの中ではPERの土台が違う

といった具合です。

 年々業績を拡大している割に、PERが相対的に低い企業の株価は、割安と考えられます。ただし、PERは万能ではありません。単純にPERが低いから買いか、というと、そうではないので、注意する必要があります。業績の良い企業を、いつまでも投資家が見過ごすはずがありませんから。企業業績をよくチェックし、なぜPERが高いのか、低いのか、考えてみましょう。
 よく吟味した上で、
   PERが5〜15の水準
だったら、個人的には割安なんじゃないかなと思いますが、どうでしょうか。

 ■ PBR(株価純資産倍率)を見る

 PBRとは、

   株価÷一株当たりの株主資本

から算出される数値で、

   低ければ低いほど割安

と言われています。特に

   PBRが1倍以下だと割安

とみなされます。それは、例えばPBR=1倍の状態において、もしその企業が倒産した場合、1株10の価格で買った株主に対し、同額のお金が戻ってくるという理屈があるからです。
 ただし、PBRが低ければ株価が上がるか、というものでもありません。企業の財務状況、成長性とあわせて参考にしています。

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