3.買ってみましょう
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銘柄選択(テクニカル分析)


 テクニカル分析とは、株価チャートを分析することで、売買のタイミングを判断する手法です。テクニカル分析は、古今東西の分析方法があり、方法は違えどその目的は「安値で買い、高値で売る」ためのものです。
 短期売買の人にとって、絶好の売買タイミングを見極めるためのテクニカル分析が最重要であり、中・長期売買をする人にとっても、利益を最大限にするために必要です。例えば、ファンダメンタルズ分析で優良企業を見つけたのに、「買ったとたん10万円値下がった!」ということになれば、例え2,3年後に大きく値上がるにしても、いい気分じゃないですよね。それに、少しでも安く買った方が、同じ値上げ幅でも当然儲けは大きくなりますから。

グランビルの法則


  ウォール街の著名コンサルタントJoseph E. Granville氏が1960年代に考案した法則で、売りタイミングと買いタイミングを判断することができる8つの法則から構成されます。

 買いを示すグランビルの法則は以下のとおり(移動平均線=MAとします)。

 1.MAが下降の後、横ばいから上昇に転じたところで、株価線がMAを下から上に抜けたとき買いシグナル。

 2.MAの上に株価線があり、株価線がMAに接近の後MAを割り込むことがなければ買い。

 3.上昇中のMAに対し株価線がこれを下回っても、一時的な下げとみなし買い。

 4.下降中のMAを株価線が大きく下回った場合、上への調整があるとみなし買い。

 売りタイミングは1〜4の反対です。4は下げトレンド中の買いシグナルですから、短期売買専用法則となります。
 1の法則では、株価線と移動平均線が交差していますが、これはゴールデンクロスと呼ばれ、まめっちも一生懸命これを探しています。このトレンド変換を示すゴールデンクロス、まめに探すと思わぬ銘柄がこれを形成しているかもしれませんので、注目銘柄は定期的にチャートをチェックする必要があります。

移動平均線乖離率

 単純にまとめますと

 上がりすぎた株価は必ず下がり、下がりすぎた株価は必ず上がる

 株価の性質を乖離率で表したものです。例えば、

   「25日移動平均線乖離率が-20%より乖離した状態」
 
のときは、買いとされています。移動平均線に株価が収束する傾向があるのに、そこから随分下に乖離(離れている)から、そろそろ移動平均線に向かって上昇するはず、というものです。これは、下だけでなく、上方向に対しても同じことが言えます。

 この移動平均乖離率は、移動平均期間を変えることで感度を変えることができますが、あまり感度を高めすぎると騙しにかかりますし、反対に感度を低めすぎると対応が遅れてしまうという欠点と、大幅な上昇、下落時には乖離率が大きいままになるという欠点がありますので、なかなかの曲者です(- -)。上のグランビルの法則と併せて参考までに。

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